2019年3月17日(日)

家老渡港

広島県尾道市因島三庄町八区

乗船

前泊した因島から「ゆめしまサイクル2019 in かみじま」スタート会場の弓削島に渡るために、島の南端にある家老渡(かろと)港へ来た。ゆめしま海道の島々は橋でつながっているけれど、ほかの島との間に橋はない。

家老渡港

陸続きに隣の町にもその先にも行けるところに住んでいると、海の中にポツンポツンと浮かぶ島暮らしは不便なように感じるけれど、瀬戸内海の島々では船便が頻繁にあるのでさほどではないようだ。

バス路線みたいなものだから、大仰な桟橋も立派な客船ターミナルもない。発着のベルもアナウンスもなかったりする。家老渡港には、港の表示すらなかった。船だ、海だと興奮気味の観光客を横目に、地元の人たちは何の気負いもなくひょいと乗ってひょいと降りていく。

三原から因島(土生港)まで乗ってきた高速船も、確かに高速ではあったが、当初想像していた観光客船のようなものではなく、鉄道で言えば一両編成で走っている地方のローカル線のイメージだった。

船に乗ったり橋で海を渡ったり、瀬戸内の旅は新鮮で楽しい。