2019年8月25日(日)

横浜ビジネスパーク

神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134

犬も歩けば…

元日本硝子横浜工場跡を再開発した横浜ビジネスパークは、建物の内外に数多くのパブリックアート作品が展示され、さながら無料の美術館のようになっている。写真を撮りながら見て回ると小一時間はかかってしまう充実した内容だ。

月食の観測器

壁から出てきた犬が壁の中に消えてまた出てくるという籔内佐斗司の「犬も歩けば…」(1990)は、おそらくここに展示されている作品の中で一番有名なのではないだろうか。今日も撮った写真をSNSにあげるのに夢中な先客がいて、しばらく待たされた。

右の写真は、Michael Kenny「Leacach An Tigh Chloiche(月食の観測器)」(1990)と、三沢憲司「石を抱く鎖」(1990)。

ほかにも鈴木丘「跳躍・890」「跳躍・244」、Jurgen Goertz「TELE PARTY」、小清水漸「飛ぶ形'90」、明地信之「エデン」などなど、「ユーモア」を基本コンセプトにした作品が選ばれているので、アートはちょっと…というような人でも楽しめることだろう。

横浜は、みなとみらい21地区にもたくさんのパブリックアートがあるので、アート三昧のツアーに出かけてみてはいかが?