2019年10月7日(月)

アイスクリーム発祥の地

神奈川県横浜市中区常盤町4-47

太陽の母子像

横浜の街を散歩していると、あちこちで「〇〇発祥の地」を謳う記念碑に出会う。近代日本で最初に開港され、江戸・東京に近いこともあって、さまざまな新しいものが異国から横浜に上陸し、ここを経て日本中に広まったからだ。

気にはなるけれど拾い始めたらきりがないので目をつぶって通り過ぎて来た。でも、これだけは外すことができないというものがある。

「アイスクリーム発祥の地」。

学術的、文化的に意味がある、というわけではない。わたしはアイスクリームが好き、理由はただそれだけ。それで、なにか?

子どもの頃の思い出は雪印のカップアイスと、名糖のホームランバー。カップアイスには含まれている乳脂肪分の割合によって青・赤・黄の三種類のパッケージがあって、普段は一番安い10円の黄色しか買えなかった。代わりによく食べたのがホームランバーだ。銀色の包装紙を剥いて、ちょっと紙の裏を舐めてからかぶりつく。あたりが出るともう一本もらえるのもうれしかった。

今までずっと、包装紙に描かれていたキャラクター(ホームラン坊や)は王選手だと思っていたのだが、今は代が変わってネットを検索してもわたしが憶えている顔が見つからない。あれは幻だったのだろうか。

発祥の地碑は「太陽の母子像」と命名されている。アイスクリームの原材料である「ミルク」から「母乳」そして「母と子」という連想で制作されたそうだ。

太陽の母子像の由来