椎ノ木鼻 / 鼻グリ
広島県江田島市江田島町大須
ほとんど平坦な海沿いの道を快走していくと、時に山から張り出してきた尾根に行く手を遮られる。岬となったその根元の部分をよっこらしょと越えて向こう側に下るとき、眼下に見える海に向かって走り降りる気分は最高だ。
道はもちろん海沿いに陸地を走って行くのだが、この先で道が切れて海に飛び込んでしまうのではないかと思うような景色に出会うこともある。そういう時には思わず歓声を上げてしまう。
左の写真は、椎ノ木鼻の乗越から大須港への下り坂。急坂ではないがワインディングしながら海に駆け下りていく気分が心地よい。
右は大須港の西側にある鼻グリを越えてから振り返ってみたところ。断崖になった荒々しい景色も岬の見どころだ。
ところで、岬のことをこちらでは鼻と言うらしい。鼻のように飛び出しているからかと思ったら、端(ハナ)からきているようだ。土地の端(はし)、先端ということだろう。