2019年12月16日(月)

サザンカ

東京都東大和市清水2-815付近

さざんか

あっという間に12月になって、今年は秋の紅葉シーズンを見逃してしまった。冬のサイクリングで見るものは青空ばかり、と思ったら多摩湖自転車道沿いにサザンカが並んで咲いているのを見つけた。名所というほどの規模ではないが、花の少ない時期には貴重だ。

西武線

サザンカを漢字で書くと「山茶花」。そのまま読めば「さんさか」だが、訛って今の言い方になったといわれている。

子どもが靴下を「つくした」、とうもろこしを「とうもころし」などと言うことがあるが、大人になっても「シュミレーション」(シミュレーション・simulation)、「したづつみ」(したつづみ・舌鼓)などと言っているから笑えない。

これは音位転換というもので、秋葉原(あきはばら←あきばはら)のように市民権を得ているものもあって、単純に言い間違いとは言えなくなっている。

音位転換の例として引合いに出されることの多いサザンカだが、ツバキ(椿)と間違えやすいことでもよく知られていて、なんとも紛らわしい花なのだ。