落ち葉の道
東京都東大和市多摩湖6丁目 多摩湖自転車道(周回ルート)
サイクリングロードを落ち葉が覆っている。自然とペダルを踏む足がゆっくりになる。
落ち葉の下に何が隠れているか、路面の状況がわからないからではない。「落ち葉」にまつわるさまざまな詩的なイメージが湧いてきて、とてもそれを蹴散らして駆け抜けようという気にはなれないのだ。
今日は平日のせいかほとんど人に出会わない。というか、この落ち葉の積もり具合からしたら、もともと訪れる人の少ない道なのだろう。私自身も、この道を過去に一度走ったことがあったかなかったか、記憶が怪しい。
散り敷いた葉は少し湿っていて、足元でシュワシュワとささやくような音がする。木漏れ日が散り残った木々の梢を輝かせている。
Simon & Garfunkelのヒット曲になぞらえて言えば、「冬の散歩道」を走っているのに、「59番街橋の歌」が聞こえてくる。あぁ、とってもいい気分(Feelin' Groovy)。
※ 冬の散歩道 "A Hazy Shade of Winter" 1966
※ 59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) "The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)" 1966