御手洗港防波堤灯台
広島県呉市豊町御手洗338 住吉神社
突堤の先に古風なデザインの灯台が立っている。その取っ掛かりにある神社の入口にも同じ形の石灯籠。元々は、天保三年(1832)に建てられたこの高燈籠が防波堤の突端に立っていたのだという。
灯台の銘板によれば、初点は昭和15年(1940)で、平成6年(1994)に改築されたとある。
御手洗(みたらい)地区は、平成6年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されたので、その際に灯台も江戸時代のイメージに改造したということのようだ。
御手洗は昔から瀬戸内の海上交通の要衝として栄えた港町で、江戸時代の古い建物から大正昭和のモダンな洋館まで、今も残る歴史的な町並みを見ることができる。
ここは自転車で走り抜けず、ゆっくりと歩いて見て回りたい。