2019年9月26日(木)

星の浦海浜公園

愛媛県今治市大西町星浦甲23-1

海

今治から松山へ、ほぼ海岸沿いを走るはまかぜ海道は、今治を出てしばらく半島を横切る形で内陸部を走る。今治城をスタートして10qほど、切通しを抜けて不意に現れた海の景色の先にあるのが星の浦海浜公園だ。

環界

瀬戸内海の島々を自転車で走ってきて、いやというほど海を見てきたはずなのに、ここで出会う青い海は感動的だ。いや、ずっと海ばかり見てきたからこそ、今治からしばらく海が見られなかったことにフラストレーションが溜まっていたのかもしれない。

「海だぁ!」と思わず叫びたくなる。

水平線の向こうに見えるのは、たぶん、とびしま海道の島々。二日前にはあそこを走っていたのかと思うと感慨深い。

公園の象徴ともいえる大小のピラミッドを集めたようなオブジェは、橋本清隆の「環界」(空から星が降ってきた、1993〜94)。星の浦に伝わる隕石伝説にヒントを得てつくられたもので、航空写真で見ると六芒星(ダビデの星)に見える。地上で見るイメージは、ピラミッドパワーの集まるところ。その神秘的な雰囲気と、あっけらかんとした青い空と海のギャップが面白い。