2019年9月26日(木)

愛媛県庁

愛媛県松山市一番町4-4-2

ヒーローカット

はまかぜ海道はしまなみ海道ほどにはブルーラインが充実していないけれど、コースのほとんどの区間が国道に沿っているので道路案内標識に従って行けば迷うことはない。今治から「松山→」という案内に従って走ってきたら、あるところから表示が「県庁→」に変わった。

正面

今治市から隣の松山市に入っても、松山城や道後温泉のある市の中心までは20q以上走る。松山市内にいるのに「松山→」では意味が分からないことになってしまうからだろう。

愛媛県庁がどこにあるかは知らないけれど、たぶん松山市の中心地なのだろうと判断してそこを目指して行くと、お城のように素敵な洋館が現れた。事前の計画にはリストアップされていなかったけれど、旅先ではこういうハプニングがうれしい。

真ん中にドーム屋根を載せ、両翼をカメラのフレームに入りきらないほどに広げた堂々とした造りは、赤坂の迎賓館や東京国立博物館の表慶館にも似ている。設計者は木子七郎。

昭和4年(1929)に建てられたもので、知事が執務している庁舎としては、大阪府庁舎(1926)、神奈川県庁舎(1928)についで全国で3番目に古い建物だそうだ。