道後温泉駅
愛媛県松山市道後町1-10-12
なんだか思っていたよりピカピカした感じがすると思ったら、明治44年(1911)に建てられた旧駅舎を忠実に再現する形で建て直したレプリカだった。
昭和61年(1986)に新築した建物に、さらにバリアフリー化などの手が加えられ、駅舎も美装化されて平成29年(2017)リニューアルオープンしている。
外観は忠実に再現されているのだけれど、醸し出される雰囲気がやっぱり違う。映画などではセットに「汚し」と呼ばれる特殊加工をして、古びた時代感を再現する手法がある。せっかくリニューアルしたんだからピカピカでいいじゃないか、とも思うけれど、観光客に明治時代の洋風建築をアピールするなら、敢えて「汚し」の手を加えてみるのも面白かったんじゃないかな、とも思う。
何年かして、もう少し古びてきたら見栄えがするかもしれない。次に来る機会があったなら、上手に年を取ったね、と言ってあげられるような姿で再会したい。