はまかぜ海道
愛媛県今治市 - 松山市(道後温泉)
はまかぜ海道は、その名のとおり潮風に吹かれて広い海を見ながら走る絶景ロードだ。コースはほぼ国道196号線に沿って車と一緒に走って行くので、あまりいい環境ではないけれど、それを補って余りある快走が楽しめる。
とはいうものの、改めて振り返ってみると、海べりを走る区間は今治市と松山市の市境を挟んだ10qもない区間で、全体の5分の1にも満たない。それでも思い出すのは青い海と空の景色ばかりというほど、海の印象の強い道だった。
景色が良ければつい自転車を止めて写真を撮りたくなる。いつものわたしのサイクリングはぶらっと走っては止まり、またちょっと走っては寄り道をするポタリングスタイルなのだが、ここではずっと同じような風景が続くので写真を撮ってもすぐ飽きてしまう。特に立寄るべき名所もないので、オープンカーに乗ってドライブするような、ツーリング気分で走ってきた。
ロードに乗っている人には当たり前のスタイルかもしれないが、わたしには新鮮な、そして新しい楽しみを発見させてくれたはまかぜ海道だった。