2020年1月30日(木)

北条三兄弟ゆかりのマンホール

東京都八王子市元八王子町3-2715-2

小田原市

「マンホールツーリズム」という言葉が生まれている。

わたしも含め、昔からマンホールの蓋を見て回る人はいたけれど、2016年にマンホールカードの配布が始まってから、広く市民権を得るようになってきた。

寄居町

マンホールは売り買いできるものではないので、デザインマンホールを見るためには現地に行かなくてはならず、それに付随したマンホールカードもそこでしか入手できない。アニメの聖地巡礼や位置情報ゲームなどとも結びつけたりして、新しい旅のコンテンツとして注目されているのだ。

とは言っても、日本中をめぐるのは難儀なことだと思っていたら、向こうからマンホールがやってきた。

八王子市は八王子城主北条氏照の兄弟である北条氏政(小田原城主)、北条氏邦(鉢形城主)に縁のある小田原市、寄居町と平成28年(2016)に姉妹都市となった。その記念に姉妹都市間でマンホールの蓋を交換し、集められたデザインマンホールが八王子城跡に設置されているのだ。イベントなどを除き、他所の自治体のマンホールの蓋を設置する例はほかにはないだろう。

小田原城がデザインされた小田原市(※)を除き、北条三兄弟に直接の関係はないけれど、どのマンホールも凝ったデザインで色も美しい。次はぜひ、統一デザインで北条三兄弟マンホールを作ってもらいたい。

※ モチーフは歌川広重の浮世絵、東海道五十三次のうち「小田原・酒匂川」

八王子市のデザインマンホール