石に咲く花
東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル(旧アライブ美竹)
未だに処遇が決まらずやきもきさせられている子供の城の横で、何食わぬ顔で風に吹かれている。風の吹くまま気の向くまま、設置されているビルの持ち主が変わっても知らん顔。いろいろに姿を変えながら、のんきに空を眺めている。
銘板に「遠い南の国の植物」と書かれているのは極楽鳥花とも呼ばれるストレリチアのことだろうか。
「そんなもん知らんもんね〜」とばかりに、ある時はインデアンの羽飾りのようになってみたり、折り紙の鶴のような姿を見せたり、変幻自在のらりくらりとつかみどころがない。写真に撮るのに良いポーズを探している間に、どんどん時間が過ぎて行くけれど、全然飽きずに眺めていられる。
表通りから中に入ったところにあって今まで気がつかなかったけれど、これが表の子どもの城の前にあったら、こどもたちが釘付けになってお父さんお母さんたちは苦労したかもね。