2020年6月16日(火)

荻 外 荘

東京都杉並区荻窪2-43 荻外荘公園

マンホール

以前大田黒公園に来た時に、公園から善福寺川へ降りてくる坂の東側にこんもりとした森があるのが気になっていた。戦前の内閣総理大臣・近衞文麿や角川書店の創設者・角川源義(げんよし)の邸宅跡を含む周辺のお屋敷を囲む樹々だったのだが、当時は公開されていなかったのでいつかそのうち、と思っている間に10年以上の月日が経ってしまった。

荻外荘公園

その後、角川邸は公園(角川庭園)とすぎなみ詩歌館(幻戯山房)となって公開され、近衞邸(荻外荘)も建物の南側部分が公園化された。伊藤忠太の設計になる建物部分は、戦後豊島区に移築された東側部分を買い戻して旧態に戻す作業が進行中だ。

荻外荘のデザインマンホールが設置されたというので見に行ってきた。

とりあえず建物の復原・整備が完成するまでは見るべきものはない、というのが正直なところだけれど、青々とした芝生が広がる公園は気持ちがいい。次回、整備事業が完成して再訪する時が楽しみだ。

荻外荘の解説板