東京府時代のマンホール
東京都大田区田園調布1-10 / 田園調布本町40 丸子橋トンネル
多摩川の丸子橋の袂で、六郷用水に沿った道が中原街道の下をくぐるトンネルは、大田区内最古のトンネルだと観光協会の観光コース案内で紹介されているけれど、具体的に何年の開通なのか記載がない。
現地にも施工年などを記した銘板はなく、トンネル名すらわからなくて、なんとも気持ちが悪い。
そのせいか、このトンネルは、区内最古であることよりもトンネル内に「東京府」時代のマンホールの蓋が残されていることで知られている。
「東」の字をデザイン化した府章が蓋の真ん中に刻まれている。この府章は昭和6年(1931)に制定され、東京都になる昭和18年(1943)まで使われていた。
マンホールは2ヶ所、車道のまん真ん中にあるので、写真を撮るときはくれぐれも気をつけて。