釜入橋
山梨県大月市七保町 深城ダム手前
特段の景観も無くゆるゆると登ってきた道の、目の前が突然開けてキラキラと輝く紅葉の山が見えた。休憩するようなタイミングではなかったけれど、思わず自転車を降りてカメラを構えた。
谷を隔てた向こう側に見える橋が、いいアクセントになっている。この時には気付かなかったのだが、その橋の左側の建物は深城ダムの管理棟だ。
登ってきた国道139号は、葛野川の開けた谷の上に広がる青空が気持ちの良い道ではあったけれど、ただそれだけの道だった。紅葉もそれなりのレベルで足を止めるほどではなかったので、この景色はサプライズだった。
自転車を停めたところは、休憩スペースもない釜入橋の橋の上。ダムまで5分とかからないところだけれど、その5分を急いではもったいない。素敵な絶景ポイントなのだけれど、惜しむらくは、あの橋がもう少しはっきりした色だったら良かったかも。