2021年1月4日(月)

世界の広場

神奈川県横浜市中区山下町279 山下公園

世界の広場

山下公園の南東端にある石のステージの奥で、不気味な怪獣が口を開けている。その背中にあたる大階段の中央の水路(カスケード)を流れてきた水が、滝となってその上に落ちている。

石のステージ

随所に配されたモザイクタイルや、奇妙な動物の造形がガウディっぽいなと思ったら、横浜市のHPでも「バルセロナのグエル公園を想わせる」と紹介されていた。昭和63年(1988)に行われた横浜博覧会に合わせて整備されたのだそうだ。

階段を上った先の公園は世界の広場と名づけられ、羅針盤をイメージして設計されている。水路のはじまりの噴水を中心に五大陸への航海をイメージした園路が配され、そのうちの一つは、山下公園通りを越えるポーリン橋から横浜人形の家を経由するプロムナードウェイを通ってフランス山、港の見える丘公園へと続いている。

大階段の上からみなとみらい方面がよく見える。緑の公園越しに見るビル群は、なんだかとても遠い別世界のように思えた。