がらくた公園
東京都大田区萩中3-25(萩中公園内)
主に現役を引退した乗り物たちが置かれていた「がらくた公園」が、平成25年(2013)にリニューアルされてイメージが一新された。荷台を傾けて砂利を落とすトラックを模したジャンボ滑り台やスペースシャトル形の遊具などが設置されてきれいな公園になったのだが、「がらくた公園」という通称は昔のままだ。
公園の名前からするとスペースシャトルは場違いな感じもするが、多くの町工場が集まる大田区はドラマ「下町ロケット」の舞台にもなったところだ。探査機はやぶさなどにも採用された高い技術力を、未来を担う子供たちに引継いでもらいたいという思いが込められているのだろう。
現役を引退して、非情にも「がらくた」と称されていたはたらくくるまたちが無くなってしまったのは残念だけれど、元気に走り回る子どもたちにはそんなことはどうでもいいことのようだ。12年前に訪れた時よりも公園が賑わっているように感じるのは、遊具が新しくなったせいか、それともコロナ禍で行き場がなくなった子どもたちが集まっているのか。
SLや都電などの古いものにノスタルジーを感じるのは、孫の付き添いに来ているお年寄り(と私)だけのようだ。
都電荒川線7008号車 | SL B-3 | 軌道モーターカー || 以前の訪問(2009/1/4)