絵手紙デザインマンホール
東京都狛江市元和泉1-2 狛江駅駅前ロータリー周辺
コロナ禍でコミュニケーションの方法が大きく変わった。
直接会ったり集まったりするリアルな接触が避けられて、ネットを介したデジタルコミュニケーションが幅を利かせている。一対一のテレビ電話は想像の範囲内だったが、飲み会までオンラインになるとは思わなかった。
私はもともとリアルタイムのコミュニケーションが苦手で、できれば手紙や電子メールなどを使って時間と距離を間におきたいと思っている。
昔から電話は嫌いだし、今のSNSにあるような反射神経だけでやり取りするようなのにもついていけない。
だから絵手紙発祥の地をアピールする狛江市の、「コロナ禍で会えなくてもつながる力がある。絵手紙文化を大切に育てていきたい」というメッセージには共感する。
狛江駅前のデザインマンホールが、去年の秋(2020年9月)から絵手紙のデザインに代わった。
会えない人のことを思いながら手紙をしたためる。鉛筆を削ったり絵具を溶く(昔なら墨を磨る)準備の時から、投函して家に戻る道の余韻まで。そんなにたくさんの思いを込めたら、今の人には「重いわ〜」って言われてしまうのかな。