2021年3月9日(火)

D52-235

神奈川県相模原市中央区鹿沼台2-15-1 鹿沼公園

D52-235

デゴ2(デゴニ)。

機関車の説明を見て戸惑った。「デゴイチ」は言うまでも無く蒸気機関車(SL)の代名詞ともいえるD51形蒸気機関車のことだが、その次の形式D52のことはとんと頭になかった。

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D52は戦時下の貨物輸送力増強を図るべく、昭和18年(1943)から昭和21年(1946)にかけて製造された蒸気機関車で、「最強の蒸気機関車」を目指して設計されたのだそうだ。

しかし、戦時中の物資不足から当初は設計通りの性能を発揮できず、285両が製造されたものの状態不良で廃車になったり、他形式に改造されたものもあったという。昭和26年(1951)から残った160両のうちの148両に改造工事が実施され、当初の設計通り日本最強の貨物用機関車となって戦後の復興に寄与した。

機関車には全く関係ないが、公園の名前になっている「鹿沼」は伝説の巨人「でいらぼっち(だいだらぼっち)」が地団駄を踏んだ跡なのだそうだ。足踏みゴーカートや自転車が借りられる児童交通公園や、野球場・テニスコートなどの施設があり、桜の季節にはお花見の名所にもなるところだが、コロナ禍の現在は訪れる人もまばらで寂しい風景が広がっていた。

蒸気機関車(D52-235)について | D52機関車諸元 || 鹿沼公園にある「でいらぼっち伝説伝承地」