2021年4月28日(水)

ロバと象

東京都府中市晴見町2-9 北府中公園

ツツジ

現地で見た時には「ヤギと象」だと思っていた。

角のように見える長い耳と醜怪な形相が悪魔に見える。西洋(キリスト教)では、ヤギはしばしば悪魔の象徴とされているのだ。作品名を書いた銘板が破損していて、正しい情報は帰ってからネットで調べた。

ロバと象

ロバ(jackass)には、「まぬけ」とか「ばか」という意味もある。悪魔ではなくバカ者が象に乗ってぼんやりしているところだったのだ。

そう言われてみれば、おかしな座り方をしている。確かにまともではない様子だ。それが何を意味するのかは分からないが、街中に立っている偉人の像(例えば軍人の騎馬像とか)を揶揄しているのかもしれない。

彼の作品は箱根の彫刻の森美術館で「ボクシングをする二匹のうさぎ」を見たことがある。野ウサギを題材にした作品が多いようなので、このロバの長い耳もその辺に由来しているのかな?。

・"Jackass and Elephant"「ロバと象」、Barry Flanagan(バリー・フラナガン)、1998