2021年5月23日(日)

キャプテン翼

東京都葛飾区四つ木1-22-3 四つ木つばさ公園ほか

ツインシュート

キャプテン翼の銅像を見てきた。

2013年に建立のニュースを聞いてすぐに駆け付けなかったのはわたしがキャプ翼世代ではないためだが、そうこうするうちにチームメイトやライバルの像が追加されて銅像は9体になっていた。

岬太郎

最後に建てられた南葛飾高校の翼君像は、一緒にツインシュートを体験できるよう等身大でつくられているのだが、大人のわたしが並んでみるとちょっとバランスが悪い。というのも、彼はまだ身長167pの中学生なのだ。四つ木つばさ公園の翼君はさらに小さい小学生で身長は145pしかない。

「キャプテン翼」の凄いところは、そんな小さな彼が最初から世界を舞台にしていたところだ。連載が始まった1981年時点では、日本サッカーはワールドカップ出場はおろか、Jリーグも誕生していない。それでも主人公は世界を見据え、ジュニアユースで世界を経験、中学卒業後にブラジルでプロ入りし、世界最高峰ともいわれるリーガ・エスパニョーラのFCバルセロナへとステップアップしていく(※)。

今や日本選手が海外で活躍するのは当たり前になった。現実が漫画に追い付いてきた感じだ。

わたしには世界進出を狙うような力はないけれど、子どもや孫たちには国境を意識せずに活躍をしてもらいたい。そう願って、願かけ地蔵を巡礼するように翼君たちの体を撫ぜてきた。

※ サッカー史上最高の選手の1人とも言われるアルゼンチンのリオネル・メッシは、FCバルセロナに移籍が決まると「翼くんと同じチームに行ける」と言って喜んだ、という話が伝えられている。

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