2021年6月17日(木)

保健所発祥之地

埼玉県所沢市くすのき台1-11地先 所沢駅東口ロータリー

碑

所沢が「保健所発祥之地」だとは知らなかった。

所沢駅前にこの碑を発見したときには、所沢市あるいは埼玉県で最初に保健所ができた場所なのかなぐらいに思っていたのだが、碑文を読むと昭和12年(1937)に所沢に開設された農村保健館が、全国の保健所の先駆けとなったのだという。

あれ?そもそも保健所って何だっけ。

病院とは違うし、これまでにお世話になったことはあるかなぁ。恥ずかしながらわたしの知識・経験レベルはそんなところなのだが、コロナ禍の今、連日その名を聞かない日はない状況だ。

市民からの相談窓口やPCR検査対応などで保健所に業務が集中し、パンク状態にあるというニュースが報じられている。その背景には、平成6年(1994)に従来の保健所法に代わる地域保健法が制定されたことで保健所の統廃合が進み、その数が大幅に削減された影響もあるという。

調布市でも平成16年(2004)に保健所が廃止され、北多摩南部6市(※)を管轄する多摩府中保健所に統合された。

今まで保健所の何たるかも知らなかったような状況なので偉そうなことは言えないが、砕身粉骨してコロナ対応の任に当たっている方々の負荷が一刻も早く軽減されるように、適切な対応がなされることを祈るばかりだ。

※ 武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市

碑  文