2021年6月30日(水)

さらざんまい

東京都台東区松が谷2-25-8 合羽橋交差点

スカイツリー

かっぱ橋商店街の「かっぱ」は「合羽」。つまりレインコートのことだ。

交差点名にも商店街入り口のゲートにも「合羽橋」と明記されているけれど、街には「河童」があふれている。商店街もあえてそこははっきりさせずにぼやかして、「かっぱ橋」と名乗っている。

マンホール

軒先の袖看板やゲートに使われているのは、清水崑のマンガ「かっぱ天国」のキャラクターだ。清酒黄桜のCMにも使われて有名になったけれど、わたしには小島功が引き継いだ色っぽい女かっぱの方が印象が強い。その小島功も2015年に亡くなり、あのかっぱの姿を見ることは少なくなった。

昔話や民話などでは有名な河童だが、現代のアニメなどでこの他に思いつくのは、「河童の三平」(水木しげる)と「はなかっぱ」(あきやまただし)ぐらいだろうか。

合羽橋交差点角に新しく登場したマンホールには、2019年に放送されたアニメ「さらざんまい」(幾原邦彦監督)のキャラクターがデザインされている。アニメは完結して続編があるのかどうかはわからないけれど、長くこのマンホールが残って、新しい河童キャラとして定着したら面白いかも。