どこまでも繋がっていく
(マンホール) 東京都品川区東品川2-2-20 天王洲郵船ビル前
2面の野球場を持つ天王洲公園を見下ろして、選手たちを応援するチアリーダーのように青い龍が踊っている。ここでは先月、パラリンピックの前哨戦となるブラインドサッカーの国際大会(※)が開催され、日本代表は準優勝を勝ち取った。
つぶらな瞳にうさぎのように長い耳が、アニメキャラのようでかわいい。ところが、細部を見てみると、オーストラリア先住民が描くアボリジナルアートのようなたくさんの動植物が書き込まれていて不思議な雰囲気も漂ってくる。
作者の淺井裕介が「植物になった白線」シリーズなどで描いてきたプリミティブでスピリチュアルなイメージが、今回はポップに表現されている。
TENNOZ ART FESTIVAL 2019で制作・出展されたのち、翌年の同展2020を経て現在も継続展示されている。海岸通りの天王洲アイル交差点付近には、この作品のデザインマンホールも設置されている。
公園の中には、2020展で制作されたKeeenueの「See a Song」も継続展示されていて、2年分がいっぺんに楽しめる。
※ Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川、2021年5月30日〜6月5日
作品解説 : どこまでも繋がっていく | See a Song