ふくろうのポスト
東京都豊島区東池袋1-17-1 池袋駅前郵便局
池袋にはフクロウがあふれている。
池袋駅の待合せスポットとして昭和62年(1987)に登場した「いけふくろう」を嚆矢として、平成14年(2002)には豊島区制施行70周年記念事業として創られた梟の樹を創る会が、本格的にふくろう像の設置を開始。平成17年(2005)には交番(池袋駅東口交番)までフクロウのデザインになった。
70周年記念事業ではフクロウをモチーフにした豊島区PRキャラクター「としま ななまる」も誕生。平成26年(2014)にはななまるのポストが池袋駅前郵便局に設置された。
郵便局前の中池袋公園にはリアルなふくろう像があるが、おや、ななまるには耳があるけどふくろう像の頭はまん丸だ。
厳密にいえば耳があるのはミミズク。耳のように見えるのは羽角という羽毛の束で、音を聞く耳は別のところにある。
池袋がふくろうで町おこしをするきっかけの一つになったとされる鬼子母神のすすきみみずくはミミズク。豊島区が羽を広げたふくろうの形をしているからとも言われているが、こちらは耳のないフクロウだ。
実際には耳のあるフクロウや耳のないミミズクもいて、みんなまとめてふくろうの仲間ということでいいことにしよう。