バッケの坂
東京都新宿区中井2-30
池袋からの帰り道、特に行く当ても無く太陽の方角だけを見て西南の方向に走ってきたら妙正寺川に出た。哲学堂のあたりかなと思って目についた道標を見ると「バッケの坂」と書いてある。
「バッケ」って何だ?
道標の先は路面にドーナツ模様のある急坂で、上った先には「ごりょう坂通り」の案内があった。地域に昔から伝わる地名を大切に残していこうという取り組みがあるようだ。
案内によると、坂下の妙正寺川対岸にある運動公園のあたりがバッケが原と呼ばれていたことに由来するのだという。
バッケという不思議な言葉には説明が無かったが、たぶん、わたしの住む地域でいう「はけ」のことだろう。周辺には妙正寺川に沿って鋭く切れ落ちた崖が続いている。
わざわざ訪ねて行くようなところではないけれど、ポタリングの途中に思いがけずこういう発見があると楽しくなる。