2021年10月18日(月)

折 り 鶴

広島県広島市南区 / 東区(広島駅周辺)

原爆の子の像

平和の象徴と言えばハト。たばこの銘柄「ピース(Peace=平和)」のパッケージには、それにちなんで「オリーブの葉をくわえた鳩」がデザインされている。

広島では折り鶴も平和のシンボルとされている。

折り鶴

被爆が原因の白血病で亡くなった少女を悼み、「原爆で亡くなったすべての子どもたちのために」つくられた原爆の子の像には折り鶴を捧げ持つ少女の姿がデザインされている。像のまわりには数多くの千羽鶴が捧げられ、別名千羽鶴の塔とも呼ばれている。

このことからいつしか、鶴を折ることが平和を祈ることと結び付けられるようになったようだ。

広島駅周辺のマンホールにも、広島から世界に平和を発信していきたいという思いを込めて千羽鶴がデザインされている。個人的には一羽だけの折り鶴の姿を描いた方がきれいな気がするが、千羽鶴のあのぎっしり感を表現することで平和への強い思いが伝わってくるデザインになっている。

原爆の子の像