謎の生物たち
東京都立川市曙町2-34-7 FARET立川
舗道の上を、三葉虫かあるいはゾウリムシにも似た謎の生物が列をなして這い進んで行く。作者の大岩オスカール幸男は「太古の昔、立川にいたかもしれない」生物を蘇らせたというけれど、今本当にこんな生き物に出会ったら腰を抜かす。
塀の上には現代の人間や動物たち。
couple、giraffe、wild catなどと名前が書いてあるが、実際の生き物とは少し形が違う。古代遺跡の壁画から飛び出してきたようなその姿は、ナディム・カラムの「古代の行列」シリーズのキャラクターたちだ。
古代の生物と古代風に表現された現代の動物たちが、時空を超えて出会い、立川の街角ですれ違おうとしている。
それを見ているわたしは何時の何処にいるのだろう。