神炊館神社
福島県須賀川市諏訪町45-1
ふと覗いた路地の奥に、鮮やかに黄葉したイチョウ並木を見つけた。あぁそうか、もうそんな季節だったんだね。コロナ禍で出歩かない日々を過ごすうちに、季節の移り変わりを楽しむ気分を忘れていたことに気がついた。
イチョウの落ち葉で参道が金色に染まった神社の名は神炊館神社。おたきや神社と読む。何も知らずに地図で見つけたら、古い料亭かと思ってしまいそうだ。
江戸時代には諏訪神社と合祀され、松尾芭蕉も奥の細道の旅の途中に「諏訪明神ヘ参詣」したことが同行した曽良の日記に書かれている。その由来を記した「奥の細道碑」が参道脇に建てられていた。
ウルトラマン巡りの合間に古社を訪ねる。そのギャップがおもしろい。