旧谷口家のオニイタヤ
東京都小金井市中町4-16
葉を全て落として素裸になった樹形が美しい。青空に映える白っぽい木の肌がヌードモデルのようだと書いたら、今のご時世、女性を商品化しているとかなんとか言われてしまうのだろうか。
難しい世の中になった。
この道を走るのは久しぶりだ。たぶん、冬に来たことはなかったかもしれない。葉が茂っている(服を着ている)時には、その美しさに気づかなかった。
夏には、同じ敷地内にある大きなサルスベリがいっぱいに花をつけて目を惹いていた。よその家の庭木をじろじろ見るのも憚られると思って今まで通り過ぎて来たのだが、門前に立った教育委員会の説明板に「旧谷口家の…」とある。今は誰も住んでいないのかと思ったが、門前に回収を待つゴミ袋が出ていたのでまだ人手には渡っていないようだ。
緑豊かな屋敷林が今後どうなるのか。マンションに建て替わるのか、市が買い取って公園化するのか、気になるところだ。