2022年5月11日(水)

バラ園

東京都世田谷区大蔵4-6-1 大蔵運動公園

バラ

バラと言えば赤、というイメージが強い。

昔から「真っ赤なバラ」や「深紅の薔薇」などとして歌に歌われ、絵に描かれてきた。映画や舞台では気障な男が一輪の赤いバラを咥え、ヒロインは赤いバラの花束を受け取る。

「薔薇色の人生」と言う時のバラの色も紅色だ。

体育館

ところが、実際のバラ園で見る花は色とりどりで花の形も様々。どの花も美しく、どうして赤い花ばかりがもてはやされるのだろうと不思議に思う。

大蔵運動公園のバラ園には、「天津乙女」「エバーゴールド」「ミセスP.S.デュポン」という黄色い花と、赤と黄色がまじった「チャールストン」「カクテル」が植えられている。赤い花は「アンクルウォルター」一種だけ。

添えられた解説によると、黄色いバラが開発されたのは最近のことで、約100年前までは幻の存在だったのだとか。それならば黄金をイメージさせる黄色い花を珍重してもよさそうなものだが、そういうものでもないらしい。

「アンクルウォルター」の解説には「大切な方へのサプライズのプレゼントにいかがですか?」と書かれていた。やっぱり赤いバラは特別な存在なんだね。