2022年5月19日(木)

旧三菱倉庫江戸橋倉庫ビル

東京都中央区日本橋1-19-1 日本橋ダイヤビルディング

日本橋ダイヤビルディング

日本橋の周りをうろうろしていたら、ビルの屋上に船橋のような塔屋が載った建物を見つけた。日本橋川に停泊する客船というイメージなのだろうか。交差点に面した建物の角にアールがかかって、昭和初期に建てられたと思われるモダンな雰囲気が漂っている。

江戸橋

その後ろ、と言うかその中から現代建築のビルがにょきっと生えている。古い建物の一部を残しつつ再開発する手法で、「袴なんとか」と言ったかな?と思って検索したら「腰巻きビル」という言葉が見つかった。

新しい建物の腰の部分を巻くように古い建物の外観を残すのでそう言うらしいのだが、文化財級の建築を残すやり方としては中途半端だと揶揄して下着である腰巻きにかけているとも言われているらしい。

確かに歴史的な景観を残してほしいと思う一方で、完全でないなら思い出の中に残しておく方がいいと思う気持ちもわかる。元の建物を残す割合によっても評価が変わってくることだろう。なんとも悩ましい問題だが、さて、みなさんはどう思われますか。

東京都の説明板