根府川駅
神奈川県小田原市根府川109
海を望む高台にあるレトロな木造駅舎。水色のペンキを塗られた下見板張りの壁にレンガ色の瓦屋根を載せた姿がかわいらしい。レトロだというだけではなく、子どもの頃に親しんだ絵本「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン)にそっくりなところにも感激してしまう。
両隣の早川駅、真鶴駅と同じく大正11年(1922)の開業当時の面影を残す外観だが、現在の駅舎は大正13年に再建されたものだ。旧駅舎は、開業の翌年に起きた関東大震災による土砂崩れに巻き込まれ、通過中の列車もろとも海に没してしまった。
ホームから海の見える駅として有名で、お正月などには日の出を見る人で賑わうこともあるそうだ。
今日はあいにくの曇り空。わざわざホームまで行って見る感じでもなかったので、海と駅舎を一緒に撮れないかとまわりをうろうろしてみた。駅前に歩道橋があり、駅前道路の反対側は高台になっている。何とかなりそうな感じなのだが大きな木があったり、隣の建物が大きく目立ってしまったりしてうまくいかない。
こんな時ドローンがあれば素敵な絵が撮れるだろうなと思うけれど、やっぱり見たまま、ありのままがイイのかな。