浦賀奉行所開設300周年記念マンホール
神奈川県横須賀市西浦賀1-18-2 浦賀港交番前
学生時代に京浜急行を利用していて、各駅停車の終点として行先表示に現れる「浦賀」がペリー来航の地として歴史に刻まれた「浦賀」のことだと気がつくのに時間がかかったことを思い出す。
今も昔も浦賀は、横浜や長崎のように観光地としてもてはやされることもなく、有名な割にはひっそりとした地味な港町だ。
主に江戸湾を守るための船改めや海難救助を行うための地方役所である奉行所が置かれていたところなので、貿易港であった横浜などとは性格が違っている。食べ歩きやインスタ映えには向かない土地柄のようだ。
その浦賀奉行所は享保5年(1720)に設置され、2020年に300周年を迎えた。その記念マンホールが浦賀の渡し付近にある関東大震災の慰霊塔の前に設置されている。