福島ロボットテストフィールド
福島県南相馬市原町区萱浜新赤沼83 南相馬市復興工業団地内
広大な敷地に輪切りになったトンネルや高架橋、鉄橋の赤いトラスなどがぽつぽつと点在している。瓦礫で埋まったり水没した建物など、市街地の災害現場を再現したエリアもある。ここは陸・海・空、様々な場所で活躍が期待されるフィールドロボットの性能評価や操縦訓練を行うための施設だ。
大規模災害、インフラ点検、物流などの現場で、人に代わってロボットが働いてくれたらどんなに助かるだろうかと思うようなケースがたくさんある。
有毒ガスや放射能、あるいは高熱などのために物理的に人が作業できないところや、高所・水中など危険な場所、わざわざ出かけていくのが大変な僻地、等々。そしてそれぞれの現場で、迅速・安全かつ正確な作業をする技術が求められている。その技術を磨くために、ここでは人とロボットが日夜研究と研鑽に努めている。
それは未来の日本を支えるとともに、今まさに周辺の復興現場で求められている技術でもあるのだ。