鳥いっぱい鳥居
福島県南相馬市鹿島区北海老中堤 山田神社
神社の入り口にあるのが鳥居。一説には「鳥が居る」が語源とされているがどこにいるのだろう。順当に考えれば横に渡された笠木か貫にとまっていそうなものだが、木の枝に比べて太すぎるのか実際に鳥が止まっているところを見た憶えがない。
相馬市と南相馬市にまたがる八沢浦干拓地の総鎮守である山田神社の鳥居には、両側の柱にぽっぽさんと呼ばれるかわいい鳥の絵が描かれてる。
東京の絵師Hatoの作品で、鳥居は熊本県の工業高校生が製作・設置したものだ。
ぽっぽさんの数は58。津波で亡くなられた氏子47柱(※)と八沢浦干拓工事の殉難者11柱の御霊が宿り、空に昇ってふるさとを見守っていてほしいという祈りが込められている。
※ 現地の説明板には「亡くなられた氏子46人、はとさんは神奈川在住」と書かれていますが、本人のHPには「亡くなられた氏子さん47柱、文京区在住」とありました。実際に描かれていたぽっぽさんの数は数えていません。
鳥いっぱい鳥居の説明板 | 山田神社について || 絵師HatoのHP