2022年11月21日(月)

丸の内ストリートギャラリー

東京都千代田区丸の内2-4 / 2-2 丸の内仲通り

中谷ミチコ

7月に展示替えのあった丸の内ストリートギャラリーを見に行ってきた。

新作が5点発表されたなかで話題を集めているのが、中谷ミチコの「小さな魚を大事そうに運ぶ女の子と金ピカの空を飛ぶ青い鳥」だ。

舟越桂

本来凸であるレリーフ(浮彫)を凹にした独自の手法で制作されたこの作品は、見る角度によって表情が変わる。作品の前を横切りながら見る私を、伏し目がちではあるけれど、少女の顔が追ってくる不思議。動画や動きのあるインスタレーションがもてはやされる現代に対する静止画からの挑戦状、と言っては過言だろうか。

絵画と彫刻がクロスオーバーしたようなカラフルな2000年代の作品に対して、1970〜90年代の旧作は抽象的で素材それ自体の色を生かした彫刻然とした作品が多く展示されている。作家の個性はもちろん、時代による違い、国による違いなど様々な作風が見られて興味深い。

中谷ミチコ | 舟越桂 | 澄川喜一 | Kim Hamisky | Bernard Meadows | Henry Moore

名和晃平 | Pavel Krbalek | Giuseppe Spagnulo | Luigi Mainolfi | Renate Hoffleit | 三沢厚彦