2023年3月11日(土)

楽人のプラッツ

東京都多摩市関戸2-39 聖蹟桜ヶ丘駅東交差点角

楽人のプラッツ

半裸の舞姫が腰をくねらせて艶めかしい踊りを披露している。モザイクタイルで飾られた門の前で踊っている様子が、中東のベリーダンサーのように見える。

楽人

小さなボールに乗っているけれど大道芸人なのかな?

タイトルにある楽人(演奏者)は門の上にいる。遠目ではっきりしないのだが、エスニックな踊り子のイメージとは違う中世ヨーロッパ風の雰囲気が漂っている。ちなみに、プラッツ(Platz)はドイツ語で広場のことだ。

朝・昼・晩、定期的に音楽が流れるようなのだが、多摩市制20周年記念事業の一環として制作された30年以上前の作品なので、もう演奏はしていないかもしれない。寂しいことだが、機械的なメンテナンスが必要になるパブリックアートの宿命だ。

演奏もなく観客も少ないけれど、踊り子はけなげに踊り続けている。

キャプション