2023年3月22日(水)

コヒガンザクラ

神奈川県川崎市麻生区古沢36付近 麻生川都古橋

都古橋

桜の開花が年々早まっている。地球温暖化が影響しているのだろう。今年の東京の開花宣言は全国で一番早く、今日22日には早くも満開宣言が発表された。

ナノハナ

都心(靖国神社)で満開になったとはいっても、多摩の桜はこれからだ。段々に咲き始めているソメイヨシノを見ながら麻生川を上がってきたら、桜並木が途切れた先に小さな橋が隠れてしまうほどの花を咲かせたコヒガンザクラ(小彼岸桜)が現れた。

昨日はお彼岸の中日(春分の日)だった。気候変動には関わりなく、名前の通りちゃんとお彼岸に咲くのか、…と思ったのだが、命名の由来は「彼岸ごろに花が咲き始めるため」だった。

昔はそれで早咲きを名乗れたが、今ではほかの桜もお彼岸には咲いてしまう。となれば彼岸ごろに「花が咲く」ではなく、「満開になる」桜として名乗りを上げねばなるまい。

満開のヒガンザクラは、そんな風に猛アピールしているように見えた。

(参考)2023年の東京の桜開花宣言は全国で一番早く、2020、2021年と並び観測史上最速タイの3月14日でした。