会津さざえ堂（円通三匝堂）
福島県会津若松市一箕町大字八幡弁天下1404
さざえ堂という不思議な名前は、塔の中に螺旋通路が設けられた様子が巻貝（サザエ）のようだということに由来する。貝の螺旋は一重だが、ここでは二重になっていて、上った道を戻ることなく下って別の出口にでてくる。
正式名称の「円通三匝（そう）堂」は、上り下りで建物を三周することから名づけられた。
中は階段ではなくスロープになっている。どのくらいの傾斜のものなのか、二重螺旋はどんな構造になっているのか、いろいろ知りたいことはあったのだが、遅い時間に着いたので見学することができなかったのが残念だ。
ところで、向拝正面の彫刻に配された龍の姿がちょっと変だ。細身で色白、しかも建物とは別に作られて、後から絡ませたような作りになっている。龍というよりは白蛇、遠目にはミミズがのたくっているように見えてしまう。
建物同様、不思議な構造をしているところが注目ポイントだ。