塩 川 宿
福島県喜多方市塩川町町北 塩川グリーンプラザバス停
ぼんやりと走っていたら、旧街道に入ってしまったようだ。人通りの少ない道の両側に、趣のある古い建物が並んでいる。「屋号とのれんの街」という案内を目にしたが、午前中だからなのか、商売を休んでいるのか、のれんを出している店は見当たらない。
街はずれのバス停の待合所は赤い屋根の土蔵風だった。周りはポケットパークになっていて、小舟のようなオブジェがある。塩川はかつて舟運で栄えた宿場町だったのだという。
バス停の先で旧街道は国道121号に合流する。国道が街をバイパスしてしまったために宿場町は寂れてしまったようだ。
こんなことを言っては失礼だが、その寂れた感じがいい。ごめんなさい。
全国にはそういう街がたくさんある。本当に寂れてしまったところもあるし、その寂れ感を売りにして人気のところもある。ここはどっちなのかな。