日中線しだれ桜並木
福島県喜多方市押切南 / 長源段 〜 青葉台 / 松山町村松 日中線記念自転車歩行者道
不案内なわたしを先導するように、前を大型の観光バスが走って行く。海外からの団体旅行グループが乗っているらしい。ちょっと、嫌な予感がした。
旧日中線の廃線跡を利用した遊歩道の両側に見事なしだれ桜並木が続いている。
案の定、遊歩道は国内外の観光客でいっぱいだった。自転車歩行者道を名乗っているが、自転車はもちろん歩くのも難儀するほどの混みようだ。
桜がきれいなのはもちろん、コロナ明け（？）の解放感もあって、誰もがうきうきと楽しそうにそぞろ歩いている。
歩き始めて1kmほどのところのSL広場周辺がまず一回目の見所。この辺で切り上げてしまう人もいるようだ。次の見所は道を覆うように枝を伸ばしたしだれ桜がつくる桜のトンネル。そこまではさらに1kmを歩く。そしてさらに1km。全長3kmにわたって切れ目なく続くしだれ桜並木は本当に素晴らしい。
遊歩道の両側の一般道を走って横から見るという手もあるが、両側に続く並木に包まれるような景色がすばらしいので、覚悟を決めてがんばって歩こう。混んでいなければ自転車に乗って何往復もしたい気分だ。
（参考）2023年の東京の桜開花宣言は3月14日、福島市は3月24日、共に観測史上最も早い記録でした。