似 島
広島県広島市南区似島町
宇品港から目と鼻の先に、きれいな三角形をした島が浮かんでいる。安芸小富士と名づけられ、富士山に似ていることから似島(にのしま)の名がついたといわれている。
江戸時代に各地から広島へ荷物を運んできた船が、ここで荷物の積み替えをしたので荷の島が転じたという説もある。
最初に島の名前を見た時に「にしま」と読んでしまったことをヒントに、ちょっと考えてみた。
素人考えだが、荷の島の方が先にあったのではないかと思う。ただ、それは漢字の無い「にのしま」として呼び習わされていたので、後に漢字表記が必要になった際に、富士山に似ているから「似島」の字をあてようと考えた人がいたのではないだろうか。
島まではフェリーで20分。ただし、船便が日中は1時間半毎なので、時間を読み間違えると港でかなり待たされることになる。
その近くて遠い似島に行ってみた。