9687蒸気機関車
埼玉県川口市西青木4-8 青木町公園
大正時代に製造され、日本で初めての本格的な国産貨物用蒸気機関車といわれる9600系の蒸気機関車(SL)だが、国鉄最後のSLも9600系だった。昭和50年(1975)に旅客用、貨物用のSLが相次いで廃止された後、翌年3月2日まで北海道の追分機関区で車両の入れ替え用に使用されていたのが9600系だった。
その9600形の保存車両を見つけた。
青木町公園に展示されている9687は、大正4年(1915)の製造。以来各地を回り、昭和40年(1965)に大宮機関区管内に移動した後、昭和45年(1970)に川口市に来た。
車庫の公開は月2回(第2、第4日曜日)だけなので、ネットで情報を探していたら、こんな記事が見つかった。
大井川鐡道で人気のきかんしゃトーマスの日本の友だち「ヒロ」は、9600系SL(49616号機)を改造したものだそうだ。2014年3月にヒロが登場、7月からトーマスの運行が始まった。トーマスは、このヒロに会うためにイギリスから日本に来たという設定なのだ。
そしてもう一つ。横浜の京急ミュージアムに保存・展示されているデハ236号は2017年までここにあったのだが、メンテナンスがされずに廃車寸前だったものを京急が引き取り、2年かけて復元したのだという。
現地で十分に見学できなかった代わりにネットでいろいろな情報を得られてよかった、のかな?