青春のポスト
東京都多摩市関戸1-11 聖蹟桜ヶ丘駅前
聖蹟桜ヶ丘はジブリ映画「耳をすませば」(近藤喜文監督、1995)の舞台となった街のモデルとされている。駅前には聖地巡礼のガイドをする案内板が立ち、その隣に作品に登場する「地球屋」を模したポストが建っている。
ポストを名乗っているが郵便ポストではなく、添えられた説明によれば「青春を見守るポスト」なのだそうだ。
訪れた人が自分の夢や目標を記して投函し、それが叶ったらそれを報告する。
作中の主人公たちのように夢をもってそれに邁進していく若者を、静かに見守り応援する周りの人たちの気持ちを代弁するモニュメントなのだ。
窓辺に猫のバロンの姿が見えたので覗いてみると、暗くてはっきりとはしないが、中も地球屋の店内を細かく再現してある様子だ。映画とは関係ないあらいぐまラスカルらしい姿も見える。
ラスカルといえば、聖地のひとつと言われる「いろは坂をショートカットする階段」の登り口にあるマンホールに、ラスカルと一緒にこのポストと桜ヶ丘ロータリーがデザインされている。