2023年7月18日(火)

登 龍 峠

東京都八丈島八丈町三根 一周道路・地点標38付近

パノラマ

朝8:45底土港着。港の近くの宿に荷物を預けて、時計回りに八丈島一周サイクリングに出発。すぐに現れる登龍(のぼりょう)道路の急登に目が醒めた。

大島でも三宅島でもそうだった。島旅はいつも山登りから始まる。青い海、白い砂浜を横目に、頬を撫でる潮風に吹かれて椰子の木の並木道をのんびり走る、なんていうことはまずない。

登龍峠

「島」という漢字は、海の上にポツンと頭を出した山の上で海鳥が休む様子を表している。島に来るたびにそのことを思い出す。

50分ほどで標高312mの登龍園地に着くと、絶景の大パノラマが待っていた。正面にドカンと見えるのが八丈富士、その向こうには八丈小島が顔をのぞかせている。手前には底土港と八丈島の中心街、空港の滑走路も見えている。天気がよければ三宅島や御蔵島が見えることもあるそうだ。

さぁ、峠を越えればあとは降るだけ、と思ったのだが道はまだゆるゆると上っていく。地点標35を過ぎ標高が400mになったところからやっと下りに転じて、こんどは急降下。末吉の集落まで一気に300mを駆け下りた。

登龍峠 | 登龍園地からの眺望