2023年7月18日(火)

白  滝

御蔵島

滝

パンケーキのように平べったく見える御蔵島だが、島の最高峰・御山の標高は851.1m。大島(三原山758m)、三宅島(雄山775m)より高く、八丈島(八丈富士854m)に次いで伊豆諸島で二番目に高い。

朝日

その高い山に黒潮に乗って運ばれてきた暖かい空気がぶつかって雲になり、たくさんの雨を降らせる。年間の降水量は5,000oを越えることもあり、全国平均(1,700o程度)をはるかに超えている。

そのため豊富な湧水に恵まれ、その水に育まれた巨樹の多い島として知られている。

御蔵島をでて八丈島に向かう船から落差80mの大きな滝が見えた。雨が多く、しかも周囲を断崖絶壁に囲まれた御蔵島ならではの絶景だ。

船は西側を通るので朝日が届かず島が暗く見える。一説には中心地・里とその港が島の北西にあってり山陰となり、陽が当たらないことから御暗(みくら)、海暗(うみくら)が島の名前の由来になったという。

船が島陰を出ようとする頃、雲と島の間から陽がさして神々しい景色が見られた。もしかしたら、神様の御座(みくら)も由来の候補かもしれないと思った。