あ-ん / 0-∞ / a-z
東京都港区台場1-3-5 シーリアお台場三番街西側
お台場海浜公園東側の道路沿いに並ぶ奇妙なオブジェ。何を表現しているのだろう、どっちが正面だろうと、周りをぐるりと回ってみると正体がわかる。
「あ-ん」「0-8」「a-z」
90度角度を変えて見ると、それぞれ別の文字が現れる。作者はトリックアート作品を多く発表している福田繁雄。
よくぞこんな造形を思いついたものだ、作者の頭の中はどうなっているのだろうか。
あれ?でも、おかしいぞ。
ひらがなとアルファベットは最初と最後の文字を使っているのに、数字は0-9ではなく0-8?。彼の柔らかい頭でも0-9だけは造形できなかった、ということはあり得ない。
あっ、これは0-8ではなく0-∞なのだと気がついたのだが、なぜかこの作品だけ足元にあるはずのキャプションが失われていて確かめることができない。歩道上にあるので踏まれたり雨風に打たれたりして剥がれてしまったか、あるいは間違ったキャプションがつけられて外されたのか。まさか、最初から無いとか?
もしかしたら、キャプションが無いことも含めて彼のトリックなのかもしれない。