潮風公園島の日曜日の午後
東京都江東区有明3-2 水の広場公園(東側地区)
正面から見ると海を眺めて佇んだり寝転んだりする人々の姿が見える。フランスの画家ジョルジュ・スーラの代表作「グランド・ジャット島の日曜日の午後」をイメージした作品だ。
それが、横に回ってみると二台のグランドピアノを演奏するピアニストの姿に変形する(「グランド」に掛けているのかな)。作者お得意のトリックアート作品だ。
題名にある通り潮風公園に展示されていたのだが、公園の護岸改修工事のため水の広場公園に避難している。
以前はそれぞれの人物像が離れて配置され、「日曜日の午後」らしいゆったりとした雰囲気が感じられたのに、ここではぎゅっと縮められて窮屈だ。しかも公園の隅に押しやられているので、周囲をぐるりと回っていろいろな角度から見るという作品本来の楽しみ方ができない。作品の向き(正面)も反対だ。
早く工事が終わって、元の場所に、元の通りに戻った作品を、日曜日の午後にゆったりと楽しみたい。